2025.12.09
オンデマンド配信とは?メリット・ライブ配信との違いについてくわしく解説
近年、企業の動画配信活用が急速に進むなか、とくに注目を集めているのが「オンデマンド配信」です。時間や場所を選ばず、高品質な映像コンテンツを視聴者に届けられるため、社内研修やオンラインセミナー、商品PRなど、さまざまなビジネスシーンで導入が広がっています。
一方で、「ライブ配信との違いがわからない」「自社の目的にどちらが合うのか判断できない」といった悩みを持つ企業担当者も多いでしょう。配信方法を正しく選ばないと、期待したマーケティング効果が得られなかったり、コストや工数が無駄になる可能性もあります。自社の配信目的を達成するためには、両者の特徴を理解し、最適な配信方法を選ぶことが大切です。
そこで本記事では、オンデマンド配信の基本的な知識から、ライブ配信との違い、具体的な活用シーン、メリット・デメリット、制作のポイントまでを網羅的に解説します。広報・マーケティング・人事・営業企画などで、動画配信の導入や社内活用を検討している企業のご担当者様は、ぜひ最後までお読みいただき、効果的な動画活用の参考にしてください。
目次
オンデマンド配信とは?

オンデマンド配信とは、事前に制作した動画をサーバーへアップロードし、視聴者が好きなタイミングで視聴できるようにする動画配信方式です。視聴者はPCやスマートフォン、タブレットといったさまざまなデバイスを使い、インターネット経由でいつでもコンテンツを楽しめます。
代表的な例としては、NetflixやAmazonプライム・ビデオなど、月額課金で映画やドラマを見放題にできる「VOD(ビデオ・オン・デマンド)」があります。近年は企業でも、社内教育や商品説明、セミナー配信のアーカイブ化などにこの方式が採用されるケースが増えています。
ここでは、オンデマンド配信とよく比較されるライブ配信との違いや、それぞれの目的別の使い分け方について解説します。
ライブ配信との違い
オンデマンド配信とライブ配信の最大の違いは、配信のタイミングと進行方法にあります。オンデマンド配信は、事前に制作・編集した動画をサーバーにアップロードして公開する「ストック型」の配信です。
一方、ライブ配信は、リアルタイムで映像を届けるストリーミング方式であり、配信者と視聴者が同じ時間を共有しながらやり取りできます。
そのため、オンデマンド配信は「視聴者の都合に合わせていつでも見られる」という利便性があり、ライブ配信は「リアルタイムでの双方向コミュニケーションが可能」という臨場感が特徴です。
このように、オンデマンド配信は柔軟さと再現性に優れた形式、ライブ配信は参加体験を重視する形式として、それぞれ異なる効果を発揮します。
参考:【企業向け】ライブ配信の完全ガイド!活用シーン・依頼方法・料金相場を詳しく解説
目的別の使い分け
ライブ配信とオンデマンド配信は、それぞれの特性を理解し、目的に応じて使い分けることが重要です。
たとえば、速報性が求められる記者会見や、リアルタイムでの臨場感を重視する音楽ライブ配信、参加者からの質疑応答を行いたいセミナー・カンファレンスなどは、リアルタイムでコミュニケーションをとれるライブ配信が向いています。
一方で、繰り返し学習してほしい社内研修やeラーニング、完成度の高い映像で商品やサービスの魅力を訴求するプロモーション動画、投資家や株主にじっくり視聴してもらいたいIR配信や経営報告などは、オンデマンド配信が最適です。
それぞれの配信形式が得意とする目的を整理すると、次のようになります。
| 配信方法 | 向いている目的・用途 |
|---|---|
| ライブ配信 | 速報性や双方向性が求められるイベント 例:記者会見、音楽ライブ、質疑応答中心のセミナーなど |
| オンデマンド配信 | 視聴者のペースでの学習や、作り込んだ内容の伝達が重要なコンテンツ 例:社内研修、商品プロモーション、IR報告など |
このように、リアルタイム性を重視する場合はライブ配信、計画的かつ継続的な視聴を促したい場合はオンデマンド配信を選ぶのが基本です。目的とターゲットを整理したうえで、自社に最適な配信スタイルを検討しましょう。
オンデマンド配信の主な活用シーン

オンデマンド配信が活用される主なビジネスシーンとして、次の5つが挙げられます。
- Webセミナー(ウェビナー)・イベントのアーカイブ配信
- 社内研修・eラーニング
- 会社説明会・採用活動
- 商品PR・サービスの紹介
- カスタマーサクセス
それぞれの配信シーンで、オンデマンド配信がどのように役立つのかを見ていきましょう。
Webセミナー(ウェビナー)・イベントのアーカイブ配信
もっとも一般的な活用事例が、ウェビナーやイベントのアーカイブ配信です。
リアルタイムで実施したセミナーを録画してオンデマンド化すれば、参加できなかった人にも後日視聴機会を提供できます。これにより、視聴者の拡大と情報の持続的発信が可能になります。
また、ライブ配信当日は通信負荷やトラブルのリスクがありますが、オンデマンド配信なら安定した画質で配信できる点もメリットです。さらに、視聴データ(再生回数・離脱ポイントなど)を分析すれば、次回の企画改善やマーケティング活用にもつなげられます。
社内研修・eラーニング
社員教育の分野でも、オンデマンド配信は高い効果を発揮します。
あらかじめ収録・編集した動画を配信することで、全国の拠点やリモート社員が同じ品質の研修を受けられるようになります。オンデマンド形式なら、社員は自分のペースで再生・一時停止・巻き戻しができるため、理解度に合わせた柔軟な学習が可能です。
また、研修動画を社内ポータルやLMS(学習管理システム)に蓄積しておけば、教育コンテンツを資産化でき、長期的な人材育成にも役立ちます。社内研修を効率化したい企業や、グループ全体で共通の教育体制を整備したい企業におすすめの配信スタイルです。
会社説明会・採用活動
採用の場面では、説明会や社員紹介の様子をオンデマンド配信することで、いつでも視聴できる採用コンテンツとして活用できます。従来の説明会では、時間や会場の制約から参加できる学生が限られていましたが、オンデマンド配信を導入すれば、全国・海外の求職者にもリーチ可能です。
さらに、配信後も繰り返し視聴してもらえるため、企業理解を深める継続的な採用広報ツールとして活用できます。最新の採用トレンドでも、ライブ配信とオンデマンド配信を組み合わせた「ハイブリッド採用セミナー」が増加しています。
商品PR・サービスの紹介
商品やサービスの紹介動画をオンデマンド配信することで、顧客の関心に応じて視聴してもらう仕組みを構築できます。リアルタイムで説明会を開く必要がなく、動画を一度アップロードすれば、24時間365日、営業活動を自動化できます。視聴者は自分のペースで製品デモや導入事例を確認できるため、検討段階の見込み顧客(リード)に対するナーチャリング(育成)施策としても有効です。
また、配信プラットフォームのアクセス分析機能を活用すれば、どのコンテンツが興味を引いたのかを把握し、営業活動に反映できます。
カスタマーサクセス
オンデマンド配信は、顧客サポートやカスタマーサクセスの領域でも導入が進んでいます。製品の操作マニュアルや機能紹介動画をオンデマンド配信で提供することで、顧客がいつでも必要な情報にアクセスできるようになります。これにより、問い合わせ件数の削減やサポート工数の軽減が期待できるほか、顧客が自発的に学べる「セルフサクセス体制」を構築できます。
さらに、新機能リリース時に動画を更新すれば、常に最新情報を自動配信でき、顧客満足度と継続利用率の向上につながります。
オンデマンド配信の5つのメリット

オンデマンド配信には、主に以下の5つのメリットがあります。
- 時間や場所を問わず視聴してもらえる
- 繰り返し視聴でき、視聴者の理解を深められる
- 事前編集により高品質なコンテンツを提供できる
- サーバー負荷を分散でき、大規模配信に対応できる
- 制作した動画を資産として蓄積できる
ここでは、それぞれのメリットをくわしく解説します。
1. 時間や場所を問わず視聴してもらえる
オンデマンド配信の最大の魅力は、視聴者が自分の都合にあわせてコンテンツを視聴できることです。
リアルタイムで視聴が必要なライブ配信と違い、事前にサーバーへアップロードされた動画を、いつでも・どこでも再生できます。通勤中や自宅、移動先など、視聴者の生活スタイルにあわせて情報を届けられるため、参加できる層の拡大につながります。
企業側にとっても、時差のある海外拠点や在宅勤務の社員、取引先などに対して、統一した情報を効率よく届けられる点が大きな利点です。
2. 繰り返し視聴でき、視聴者の理解を深められる
視聴者が何度でも繰り返し視聴できる点も、オンデマンド配信のメリットです。
たとえば、技術研修や専門的な製品説明など、一度の視聴では理解しにくい内容でも、巻き戻しや再生速度の調整機能を使って自分のペースで学べます。
教育・eラーニング・マニュアル動画のように、理解度や定着率が重要なコンテンツほど、オンデマンド配信の活用効果が高まります。また、視聴履歴データを分析すれば、どの部分で離脱が多いかを把握でき、次回の動画制作やマーケティング施策にも活かせます。
3. 事前編集により高品質なコンテンツを提供できる
ライブ配信では、音声トラブルや照明の乱れなど、リアルタイム特有のリスクがつきものです。その点、オンデマンド配信は撮影後に編集作業を行えるため、品質を徹底的に高められます。
たとえば、不要な部分をカットしたり、テロップ・図解・アニメーションなどを追加することで、わかりやすく見応えのある映像に仕上げられます。
このように作り込まれたコンテンツは、企業ブランディングの一環としても高い価値を発揮します。研修動画、商品紹介、採用ムービーなど、どのシーンでも“伝わる動画配信”を実現できる点が大きな強みです。
4. サーバー負荷を分散でき、大規模配信に対応できる
ライブ配信では、配信開始のタイミングにアクセスが集中し、サーバー負荷が上昇して映像が乱れるリスクがあります。一方で、オンデマンド配信は視聴者がそれぞれ異なる時間にアクセスするため、サーバー負荷を自然に分散できます。これにより、数千〜数万人規模の大規模な動画配信でも、安定した映像品質を維持できるのが特徴です。
とくに、グローバル企業やオンラインイベントのように多拠点・多言語対応が必要なケースでは、オンデマンド配信の安定性が大きなメリットとなります。
5. 制作した動画を資産として蓄積できる
オンデマンド配信で制作した動画は、一度作れば長期的に再利用できる資産になります。自社サイトへの掲載、営業プレゼン、展示会の上映、SNSでの配信など、複数のチャネルで横断的に活用可能です。
また、動画をクラウド上で管理すれば、社内外の関係者がいつでも共有でき、ナレッジ共有や業務効率化にも貢献します。ライブ配信のように一度きりで終わらず、蓄積・再活用できる仕組みとして、マーケティングや人材教育における重要なコンテンツ資産となります。
オンデマンド配信のデメリット・注意点と対策
オンデマンド配信には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットや注意点も存在します。ここでは、主な3つの課題とその対策を解説します。
- リアルタイムの双方向なコミュニケーションが難しい
- 視聴の強制力がなく、離脱されやすい
- 情報の鮮度が落ちる可能性がある
リアルタイムの双方向なコミュニケーションが難しい
オンデマンド配信は録画した動画をサーバー上にアップロードして視聴させる仕組みのため、ライブ配信のようなリアルタイムのやりとりが難しいという特徴があります。その結果、視聴者が疑問を感じてもその場で解決できず、エンゲージメント(関与度)が下がるリスクがあります。
対策としては以下のような方法が有効です。
- 動画の概要欄やWebページにコメント欄・Q&Aフォームを設置する
- 視聴後に自動送信されるアンケートフォームで質問を受け付ける
- 定期的にフォローアップ用のライブ配信やウェビナーを開催する
こうした施策により、リアルタイム性を補いながら双方向のコミュニケーション設計が可能になります。
視聴の強制力がなく、離脱されやすい
オンデマンド配信は「好きなタイミングで視聴できる」自由度がある一方で、途中離脱や視聴先延ばしのリスクが高い点も課題です。とくにビジネス研修や商品説明などの長尺コンテンツでは、集中力が途切れやすくなります。
離脱を防ぐための具体的な工夫としては、次のような点が挙げられます。
- 冒頭で動画を見るメリット(ベネフィット)を明示する
- 章立てを明確にし、短尺動画に分割して配信する
- テロップやアニメーションなどでテンポを演出する
- クイズやアンケートなどを挟み、インタラクティブ要素を追加する
このように、視聴者の体験を設計する編集・演出を行うことで、再生完了率の向上が期待できます。
情報の鮮度が落ちる可能性がある
オンデマンド配信は、録画した時点の情報を長期的に公開することが多いため、時間の経過とともに内容が古くなるリスクがあります。
とくに、制度改正・市場動向・製品仕様など「変化の早いテーマ」を扱う動画は、情報の鮮度維持が課題です。
対策としては以下の方法を取り入れましょう。
- 定期的なコンテンツ見直しスケジュールを設定する
- 変更が生じた箇所には、動画内または概要欄に注釈・更新日を明記する
- 新情報を反映した再編集・差し替え動画を公開する
- 最新データやニュースと連動した補足資料のダウンロードリンクを設置する
これにより、常に最新情報を発信し続ける企業姿勢を示すことができ、ブランド信頼性の向上にもつながります。
オンデマンド配信のプラットフォームの種類
オンデマンド配信を実現するためのプラットフォームには、主に以下の3つの種類があります。
- クラウド型配信サービス
- 専用配信システム(オンプレ型)
- 動画共有サイト活用型
それぞれの特徴とサービス例を解説します。なお、紹介するサービスのなかには、クラウド型とオンプレミス型の両方に対応しているものもあります。
クラウド型配信サービス
ベンダーが提供する動画配信サービスをクラウド上で利用する方式です。自社でサーバーを保有する必要がないため、初期費用を抑えて短期間で導入できる点が大きなメリットです。システムの維持管理やセキュリティ対策もベンダー側が行うため、専門知識がなくても運用できます。
その一方で、カスタマイズの自由度が低いことや、データ保管やアクセス管理がベンダーに依存する点には注意が必要です。セキュリティ要件が高い業界では、社内規定と照らし合わせて利用可否を検討しましょう。
代表的なクラウド型オンデマンド配信サービスには、「OneStream」、「クラストリーム(クラウド版)」、「UIshare」などがあります。これらは操作性が高く、企業のマーケティングや研修配信など幅広い用途で導入されています。
専用配信システム(オンプレ型)
自社でサーバーを用意してオンデマンド配信を行う、「オンプレミス型」と呼ばれる方法もあります。第三者の広告が表示されたり、プラットフォーム側の方針でコンテンツが非公開になるリスクを回避できるため、セキュリティやブランド統制を重視する企業に向いています。
一般的には、社内に「ストリーミングサーバー」と呼ばれる動画配信専用のサーバーを構築して運用します。ただし、環境構築や保守には専門知識を持つエンジニアが必要で、外注費用や初期導入コストが高くなる点がデメリットです。
代表的なサービスとしては、「Bizlat」、「CLEVAS」、「クラストリーム(オンプレミス版)」などが挙げられます。機密性の高い社内研修やIR配信、医療・教育機関などにおすすめです。
動画共有サイト活用型
YouTubeやVimeoといった既存の動画共有サイトを活用する方法もあります。無料または低コストで始められ、アカウント開設後すぐに配信を開始できる手軽さが魅力です。
とくにYouTubeは、企業公式チャンネルを通じたPRや採用動画の発信などに広く活用されています。「限定公開」機能を使えば、特定の視聴者にのみ配信することも可能です。
ただし、広告が自動挿入されたり、動画がプラットフォームのガイドラインにより削除されるリスクもあるため、ブランディング重視の配信には注意が必要です。
初期段階で配信効果を検証したい企業や、低コストで情報発信を始めたい場合は、まずYouTubeやVimeoを活用し、その後クラウド型やオンプレ型へ移行するのも有効です。
オンデマンド配信の外注・代行費用の目安
オンデマンド配信を外注・代行する場合、その費用は配信システムの利用料や動画制作の内容、撮影環境・機材費などによって大きく異なります。
これらは多くの制作会社で「企画~撮影~配信サポート」までを含むワンストップパッケージとして提供されることが一般的です。おおよその目安としては、トータルで30万円〜が初期導入ラインです。
ここでは、費用の内訳となる以下の主要な4項目について解説します。
- 配信システム利用料
- 動画制作費
- 撮影スタジオ・機材費
- 運用・サポート費用(オプション)
配信システム利用料
動画配信システムの費用は、システムの種類によって大きく異なります。主な種類と費用の目安は以下の通りです。
| システムの種類 | 特徴 | 初期費用 | 月額・年間費用 |
|---|---|---|---|
| クラウド型 | 自社サーバー不要で手軽に導入できる。専門知識がなくても運用できるが、カスタマイズ性は低い。 | 5~30万円程度 | 月額5~20万円程度 |
| オンプレミス型 | 自社サーバーで構築するため高額だが、セキュリティやカスタマイズの自由度が高い。 | 300~1,000万円程度 | 年間30~100万円程度 |
| 動画共有サイト | YouTubeなどを利用。コストを抑えられるが広告表示や機能制限がある。 | 無料~ | 無料~ |
クラウド型はスピード導入と手軽さが強みで、オンプレミス型は機密性重視の企業に最適です。費用だけでなく、セキュリティ要件・配信規模・視聴対象を考慮して選定しましょう。
動画制作費
オンデマンド配信の中心となるのが、配信する動画コンテンツの制作費です。
主に以下の項目で構成されます。
- 企画・構成費(目的やターゲット設定、シナリオ設計、台本作成など)
- 撮影費(撮影スタッフ、スタジオ利用、機材費など)
- 編集費(カット編集、テロップ・BGM挿入、モーショングラフィックス、CGなど)
簡易編集であれば5万円前後から、ブランド動画やアニメーション演出を加える場合は30〜100万円規模になるケースもあります。とくにBtoB企業では、製品紹介や研修動画など長期活用を前提とした制作が多いため、初期投資として見積もるのが一般的です。
撮影スタジオ・機材費
撮影環境の質は、オンデマンド配信動画の印象を大きく左右します。
スタジオ利用料は1時間あたり18,000〜20,000円程度が相場で、照明・カメラ・マイクなどのレンタルを含めたパッケージ料金が設定されていることが多いです。
たとえば、以下のようなセットプランを活用することで、個別手配よりもコストを抑えられます。
- グリーンバックスタジオ撮影(4時間)+カメラマン+照明機材込み:約20万円~
- 出張撮影(ロケ撮影)+機材+スタッフ1日対応:約30万円〜
また、撮影した素材を再編集して複数コンテンツに展開することで、費用対効果を高めることも可能です。
ワンストップスタジオ東京では、目的にあわせてお選びいただける格安セットプランをご用意しています。スタジオ・機材・カメラマン、さらに配信代行まで一括でご依頼いただけます。オンデマンド配信用映像の企画・編集もワンストップで承れますので、お気軽にご相談ください。

運用・サポート費用(オプション)
オンデマンド配信では、公開後の運用サポートも重要です。
制作会社によっては、以下のような運用支援サービスをオプション提供しています。
- 配信ページや視聴ログの管理
- 動画広告運用・分析レポートの提供
- SEO・SNSなどのマーケティング連携
- システムトラブル対応やアップデート
こうしたサポート費用は、制作費とは別に料金がかかるので、依頼を検討する場合は事前に各制作会社へ問い合わせておくとよいでしょう。
オンデマンド配信の流れ

実際にオンデマンド配信を行う際の一般的な流れは、以下の6ステップです。
- 企画・目的設定
- 撮影準備
- 撮影・編集
- 配信環境へのアップロード・設定
- 公開・告知
- 運用
各工程で行うことを解説していきます。
1.企画・目的設定
まずは、「誰に、何を伝えて、どのような成果を得たいのか」という配信目的を明確にしましょう。この3つを整理しておくことで、動画の内容や構成、演出などの方向性がブレずに決められます。
以下のように表形式でまとめると、配信の設計方針を整理しやすくなります。
| 誰に(想定ターゲット) | 何を伝えるか | どのような成果を得たいか |
|---|---|---|
| 見込み顧客既存顧客 | 商品・サービスの魅力や活用価値 | 商品・サービス理解促進 購買意欲の向上 |
| 社員・新入社員パートナー企業 | 業務知識やノウハウ社内文化 | スキル定着業務効率化 |
| 就職・転職希望者 | 企業理念社風・社員の姿 | 企業理解の促進 応募者増加 |
| 既存ユーザー購入者 | 操作方法サポート情報 | 顧客満足度向上 問い合わせ削減 |
たとえば、商品やサービスの訴求には紹介動画や事例紹介が、社内教育や採用活動には研修・会社紹介などのコンテンツが有効です。さらに、顧客サポートでは操作ガイドやFAQ動画を用いることで、利用者の理解促進と満足度向上につなげられます。
企画・目的設定の段階では、このように配信のターゲットと成果を整理し、目的に合った動画形式を見極めておくことが重要です。
2.撮影準備
企画が固まったら、撮影のための素材・環境を整えます。使用するスライドやグラフィック、BGM素材をあらかじめ整理しておくことで、編集工数を削減できます。
あわせて、以下の項目も事前に確認しておきましょう。
- 利用する配信プラットフォームの仕様(動画の長さ・ファイル形式・容量制限など)
- 撮影場所の照明・音響環境
- 必要な撮影スタッフ・ナレーター・出演者のスケジュール
- 機密性の高い内容が含まれる場合の情報管理方法
この段階で細部を詰めておくことで、「撮影後にアップロードできない」「音が割れて使えない」といったトラブルを防げます。
3.撮影・編集
準備が整ったら、いよいよ撮影に入ります。撮影方法は目的やコンテンツの性質に応じて以下のようなイメージで選ぶとよいでしょう。
| コンテンツ | 撮影方法 |
|---|---|
| 講義形式のセミナー動画 | スタジオでクロマキー撮影 |
| プレゼン形式の解説動画 | PC画面録画+ナレーション |
| 商品・施設紹介 | 実写+CGやテロップ演出 |
撮影後は編集作業に移ります。不要なカットを削除し、字幕・チャプター・効果音・アニメーションなどを追加して視聴維持率を高める構成を意識しましょう。最近では「短尺×連続配信」型にすることで離脱率を下げる企業も増えています。
4.配信環境へのアップロード・設定
完成した動画を、利用するプラットフォーム(YouTube、Vimeo、自社サーバーなど)にアップロードします。アップロード時には、限定公開などのアクセス設定や視聴制限も忘れずに行いましょう。
とくにBtoB企業では、社外秘情報の扱いに注意が必要です。セキュリティ対策が整った企業向け配信プラットフォーム(例:クラストリーム、Bizlatなど)を利用すると、安全に運用できます。
5.公開・告知
配信設定を完了したら、ターゲット層に向けて告知活動を行います。せっかく制作しても「視聴されない」状態では効果が半減してしまうため、事前・事後のプロモーション設計が重要です。
効果的な告知手段には次のようなものがあります。
- 社内:イントラネット、社内ポータル、メール配信、TeamsやSlack告知
- 社外:Webサイト・SNS・メールマガジン・プレスリリース・展示会など
また、公開前に「ティザー動画」をSNSで発信するなど、事前に期待を高める施策も有効です。
6.運用
オンデマンド配信は、公開して終わりではありません。配信後の運用フェーズでは、視聴データを分析し、効果を検証・改善することが重要です。
視聴ログを活用すれば、どのコンテンツがどの程度視聴されているのか、どこで離脱が多いのかなどを可視化できます。これらのデータをもとに改善を重ねることで、配信の成果を継続的に高められます。
たとえば、視聴データの分析結果に応じて次のような改善を行うと効果的です。
- 平均視聴時間が短い → 冒頭構成を改善し、導入で興味を引く工夫を追加
- 離脱が多い箇所 → テロップや図解を追加して理解度を補強
- 高再生率コンテンツ → 別テーマでシリーズ化して継続的な視聴を促す
また、定期的にコンテンツを再編集・再公開することで、情報の鮮度を保ちながら長期的な資産化が可能です。このような運用フェーズでの改善が、社内教育の効率化やリード獲得、企業ブランディングの向上といった継続的な成果につながります。
オンデマンド配信の動画を成功させる4つのポイント
ここまでの内容を踏まえ、オンデマンド配信の動画を成功させるための4つのポイントを紹介します。
- 目的に合った撮影スタジオ・ロケーションを選ぶ
- プロ仕様の撮影機材を準備する
- クロマキー合成やVFXを活用する
- 安定したネットワーク環境を確保する
それぞれのポイントをくわしく見ていきましょう。
1. 目的に合った撮影スタジオ・ロケーションを選ぶ

動画の目的や伝えたいメッセージによって、最適な撮影場所は異なります。たとえば、清潔感や信頼感を重視する教育動画・企業説明会などには、白い背景の「白ホリゾントスタジオ」が適しています。
一方、セミナーや商品紹介のように背景を自由に差し替えたい場合は、グリーンバック(クロマキー)スタジオが効果的です。また、リアルな雰囲気を伝えたい場合には、実際のオフィスや店舗でのロケーション撮影を組み合わせるのも有効です。
撮影環境の選定は、動画の完成度だけでなく、企業やサービスへの印象形成にも影響します。目的に沿った最適な撮影場所を選ぶことが、質の高いオンデマンド配信につながります。
2. プロ仕様の撮影機材を準備する
オンデマンド配信では、一度撮影した動画を長期的に活用するケースが多いため、映像・音声の品質は成果に直結します。高解像度の「4K対応カメラ」は細部まで鮮明に撮影でき、プロ用照明は演者の表情や商品の質感をより魅力的に見せてくれます。さらに、ノイズの少ないマイクやミキサーなどの音声機材も欠かせません。
自社で機材を揃えるのが難しい場合は、スタジオのレンタル機材プランを利用するのがおすすめです。撮影から配信までワンストップで提供するスタジオを選べば、専門スタッフのサポートも受けられ、失敗リスクを減らせます。
3. クロマキー合成やVFXを活用する
オンデマンド配信では、映像の「わかりやすさ」と「没入感」が成果を左右します。グリーンバックを使ったクロマキー合成により、話の内容に合わせてスライド・グラフ・資料映像などを背景に表示させると、理解度を高める効果があります。
さらに、「VFX(視覚効果)」を取り入れることで、よりインパクトのある映像表現が可能です。たとえば、製品を分解して内部構造を見せたり、データを空間に浮かべるような演出を加えたりすれば、専門的な説明動画やプロモーション動画にも高い訴求力を持たせられます。
4. 安定したネットワーク環境を確保する
オンデマンド配信では、動画ファイルのアップロードやストリーミング再生時に安定したネットワークが欠かせません。とくに4Kなどの高画質動画を扱う場合、1Gbpsクラスの高速回線を利用することでアップロード作業をスムーズに行えます。
また、複数拠点から動画をアップロードする場合や、大量の素材データを扱う制作チームでは、クラウドストレージを併用してデータ共有・管理の効率化を図ることも重要です。ネットワーク環境を整備しておくことで、制作から配信までの全工程をスムーズに進行できます。
オンデマンド配信を専門会社に依頼すべき理由
オンデマンド配信は手軽に始められる一方で、高品質なオンデマンド配信にするには専門的な知識や機材が必要です。企業のプロモーション・研修・採用動画など、ブランド価値に関わる用途では、専門会社への依頼が成果を大きく左右します。
ここでは、オンデマンド配信を専門会社に依頼すべき以下の3つの理由を解説します。
- 必要な機材や技術をフルセットで活用できる
- 配信トラブルを防げる
- 目的に合った効果的なコンテンツを制作できる
必要な機材や技術をフルセットで活用できる
高品質なオンデマンド配信を実現するには、「4K対応カメラ」や「プロ用照明機材」、「ノイズの少ない音声設備」など、専門的な撮影・編集環境が必要です。さらに、背景合成を行うグリーンバックスタジオや、安定したストリーミング配信を実現するネットワーク設備も欠かせません。こうした環境を自社で一から整備するのは、コスト・人材・メンテナンスの面で大きな負担となります。
専門会社に依頼すれば、スタジオ・機材・編集ツール・スタッフがすべて揃ったワンストップ体制で、最初から最適な制作環境を活用できます。また、撮影や編集のプロが対応することで、社内では難しいクオリティの映像を効率的に制作できます。
配信トラブルを防げる
オンデマンド配信では、ファイルのアップロードエラーや音声の乱れ、画質劣化、サーバー設定ミスなど、配信に特有のトラブルが起こる可能性があります。自社で配信環境を構築する場合、設定や転送処理の不備により、映像が再生されない・音声が途切れるといった問題発生のリスクがあります。
専門会社では、過去の運用実績に基づいたノウハウをもとに、事前テストから配信本番までのトラブル対策を徹底しています。さらに、視聴者の端末やネット環境に応じた最適なファイル形式・ビットレートを調整できるため、安定した視聴体験を提供できます。
企業の重要イベントや大規模研修など、失敗が許されない配信ほど、専門会社に任せる安心感は大きいでしょう。
目的に合った効果的なコンテンツを制作できる
オンデマンド配信の目的は、「動画を作ること」ではなく、「伝えたい情報を最も効果的に届けること」です。
専門会社には、企業プロモーション・eラーニング・IR・リクルート動画など、多様なジャンルでの制作ノウハウがあります。そのため、配信の目的やターゲットを共有するだけで、最適な企画構成やシナリオ設計、視聴者を惹きつける演出を提案してもらえます。
また、分析ツールを活用して視聴ログやエンゲージメントデータをもとに改善提案を行うなど、配信後の運用サポートまで含めて依頼できるケースもあります。「見られるだけで終わらない、成果につながるオンデマンド配信」を実現したい企業ほど、経験豊富なプロフェッショナルに依頼することをおすすめします。
まとめ
本記事では、オンデマンド配信の基本知識から、メリット・デメリット、活用シーン、制作の流れまでをくわしく解説しました。オンデマンド配信は、視聴者が好きなタイミングで情報を得られる柔軟な配信方法であり、社内研修・マーケティング・採用活動など、企業の幅広いシーンで活用できる強力なツールです。
ただし、オンデマンド配信で確実な効果を得るには、配信目的に沿った企画設計、高品質な映像・音声を実現する撮影環境、視聴者を惹きつける編集スキルが欠かせません。
こうした要素をすべて社内でまかなうのは容易ではないため、専門スタジオや制作会社、配信業者への依頼がおすすめです。
「プロ品質の動画を制作したい」「社内に撮影・編集のノウハウがない」「どこに依頼すればよいか迷っている」そんな企業担当者の方は、ぜひ ワンストップスタジオ東京(1STOP STUDIO) にご相談ください。
企画から撮影・編集・配信までをワンストップでサポートしており、白ホリゾント/グリーンバック対応のスタジオや4Kカメラなどの最新機材を完備しています。また、経験豊富な映像クリエイターと技術スタッフが、目的に合わせた最適な映像コンテンツを高いクオリティで仕上げます。
スタジオや機材の貸し出しにも対応しているため、まずはお気軽にお問い合わせください。